円山動物園オランウータンとボルネオの森屋内放飼場の密かなる計画

(Rembo the Borneo Orangutan, female 26 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.01.30)
冬期は屋内展示となっているボルネオオランウータンたち。昨年2024年5月21日(火)にオープンした新施設「オランウータンとボルネオの森」の中で、暖かく快適に冬場を過ごしています。観覧エリアには、ボルネオの生息地をイメージさせる植物がたくさん植えられており、今は黄色のランが開花していました。

今朝は10時からオランウータンガイドが行われていました。

今朝は少し積雪がありましたが、例年よりは積雪量が少ない今日の「オランウータンとボルネオの森」前。今年はアンパンマンベンチの養生シート(ブルーシート)はありません。

マチカや、チンパンジー像、その他ベンチの養生もしなくなりましたね。
話が逸れました・・

レンボー(母/26歳)とレイト(息子/4歳)は、お話している飼育員さんの様子をじっと見ていました。

レイトは弟路郎とレンボーの第3子。(1ハヤト[とべ動物園]、2ハルト[死亡]、3レイト)
2020年2月3日生まれで、間もなく5歳になります。

中央の観覧エリアを隔てて、左側がレンボー、右側が弟路郎。

この写真はオープン直後に撮影した、屋内展示場のひとつ「林床のエリア」ですが、現在緑化計画があり、オランウータンたちをこの場所には出していないそうです。すぐに緑を引っこ抜いてしまうだろうからという理由です。

現在の林床のエリアです。

地面にはいろいろな植物が植えられていて、徐々に芽吹きが見られているそうです。屋外は北海道の気候、屋内はボルネオの気候に合わせているので、違う植物を楽しめるという贅沢仕様になりそうですね。

ガイドの最後には、弟路郎の抜け毛を集めた束に直接触れることが出来ました。長いもので50cmくらいはありました。非常にコシのある、硬めの細い毛でした。
最近の円山動物園のガイドでは、動物の一部に触れられるような体験型がブームでしょうか。
ライオン→爪、ヒゲ
アジアゾウ→牙、加工済み糞
カバ→歯
レッサーパンダ→足、骨、糞
ユキヒョウ→抜け毛(直接タッチNG)
オランウータン→抜け毛
ホッキョクグマ→爪、抜け毛(直接タッチNG)　などなど

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