(Teijiro the Bornean Orang-utan, male 27 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.05.17)
新施設「オランウータンとボルネオの森」の建設中、仮住まいさせてもらっていた釧路市動物園から、2024年5月10日(金)の夜に円山動物園に帰ってきた、ボルネオオランウータンの弟路郎(テイジロウ)(オス/27歳)。一週間の検疫期間を終え、2024年5月17日(金)から屋外放飼場での展示が再開されました。おかえり！弟路郎。
弟路郎は、2021年5月26日に釧路市動物園へ移動し、2024年5月10日に帰還。3年ぶりに帰ってきた我が家に、安心しきった様子で穏やかに過ごしていました。用意された餌や、生えている草を食べたり、隣のレンボーとレイトを覗き込んだり、周囲の風景を眺めていました。今日は少し天候が不安定で、暑くなったり、ひんやりしたり、午後からは雨が降ってきたため、寝室に入っていきました。
弟路郎は、以前の通り右側の屋外展示場に登場し、左側にレンボーとレイトが出ていました。
以前は観覧出来ていた寝室は今後は非公開となり、代わりに広い屋内展示場（写真右側)で過ごす姿を観覧出来るようになります。
こちらは5月9日まで暮らしていた釧路市動物園の屋内展示場。円山の以前の施設と雰囲気は似ていますね。
こちらは円山動物園の以前の寝室兼屋内展示場です。壁は黄色でしたが、新しい寝室も同じく黄色に塗装されたようです。オランウータンたちにあまり大きな環境の変化にならないよう、いろいろ配慮されたとのこと。地下鉄のタイヤも以前のようにあるそうです。
今後は寝室の姿は見られないので、この風景も懐かしいものとなります。
弟路郎はこれから2ヶ月くらいは、寝室(非公開)↔屋外展示場で過ごす予定で、新施設へは夏頃から訓練を始めていく予定とのことでした。寝室の窓から新施設内は見えるそうで、今は興味津々で覗いているとのことです。
新施設「オランウータンとボルネオの森」がオープンするのは、2024年5月21日(火)11時から。
好天の日は屋外で放飼されるので、屋内にいるレンボーとレイトを観るなら、むしろ悪天候狙いでしょうか？
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