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旭山動物園から来園したオスのダチョウ「アーディー」屋外デビュー

(Ostrichs ,Sapporo Maruyama Zoo, 2024.06.18)
昨年2023年11月8日(水)に、旭山動物園から円山動物園に来園したオスのダチョウが、2024年6月18日(火)の朝にようやく屋外デビューを果たしました。鳥インフルエンザ対策で、屋外に出られない期間が長くありましたが、2024年5月中旬からジュア(メス/13歳)は屋外に出ていました。オスの方はどうしても一歩が踏み出せず、この1ヶ月間ずっと挑戦しつづけていたようです。今朝はジュアの後ろについて回り、歩いたり、バタバタ走り回ったりと新しい環境にドキドキな様子でした。

オスのダチョウは現在2歳になったところ。旭山動物園で自然繁殖で2022年5月27日に誕生しました。お父さんお母さん兄弟の中で成長してきたという、動物園では少し珍しいダチョウかもしれません。

2023年11月8日(水)にライオンのイトと一緒に車に乗って、旭山動物園から円山動物園にやってきました。種は違いますが、どちらも同年生まれの同級生です。
ライオンのイトの誕生日は、2022年9月12日。

ダチョウは茶色の羽がメス(左)、黒い羽がオス(右)です。
来園からは、屋内で同居したり、別居したりの生活を送っていたようです。メスのジュアが産んだ卵が見られる日もあります。2頭での繁殖については、今のところは考えられておらず、今後もし有精卵が産まれたとしても、孵ることはなさそうです。

屋外に出る練習を始めた5月中旬、ダチョウ舎を覗き込むキリンのテンスケ(オス/7歳)。
遠くからはライオンのクレイ(メス/1歳)、イト(メス/1歳)も、よく見ていました。
いくらジュアが居たとしても、新しい環境に飛び出すには勇気がいったことでしょう。

オスのダチョウの愛称は、アーディーと名付けられました。スワヒリ語で「大地」の意味。
メスのダチョウの愛称は、ジュア。スワヒリ語で「太陽」の意味。

勇気を出して屋外に出てきたオスは、まだ不安でいっぱいなのか、ジュアの後を追っています。今ならピッタリ行動している2頭の姿が見られるかもしれません。
今日はエランドの搬出日のため、広く立ち入り規制が敷かれているため、近くで観ることは出来ませんでしたが、デビュー初日にはちょうど良かったのかもしれません。

ジュアとアーディーの顔。目の形・大きさに違いがあります。アーディは来園当初よりもくちばしのピンクが薄くなった気もします。屋内の光の加減かもしれませんが。

アーディー(写真中央)とその家族。
※お父さんのライフル(写真右)は2023年3月3日に亡くなりましたが、母・弟妹は旭山動物園で健在です。

ジュアが円山動物園に来園した時の写真ですが、どれがジュアなのか解らずであしからず。このうちの1頭がアーディーのお母さんララサになります。当時は個体識別のために、一時期の間、首元に食紅で色を付けていました。

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