2023年1月19日(木)。ホッキョクグマ館2階のガラス前の放飼場は、少しだけ平らなエリアになっていますが、そこで相撲のような?プロレスごっこのような?遊びを楽しんでいました。1月18日(水)からホクト(オス22歳)とリラ(メス8歳)の同居生活が公開されていますが、元気なリラと優しく接するホクトの愉快で幸せそうな暮らしぶりが、早くも人気を集めそうな予感です。
リラからパンチを受けても、ホクトにはさほどダメージは大きくないはずでしょうが、若く元気な娘からのパンチもツボに入れば痛いはずです。よく我慢して耐えながら、相手してあげているなあと感じています。これも嫌われないようにメスをキープしたい繁殖期ならではのオスの行動でしょうか。ホクトもリラに合わせて、一瞬立ち上がりそうになった時もありましたが、ほとんど写真のように座った状態で相手をしています。小柄なリラに合わせているのかもしれませんし、22歳という年齢的なこともあるかもしれません。
ホクトとリラのような仲良しカップルといえば、釧路市動物園のキロル(右オス/撮影時13歳)とミルク(左メス/撮影時9歳)を思い浮かべますが、こちらは両者共がよく立ち上がっていました。立ち上がらなければ、勢いに負けてしまいそうなくらいのハイパワーを持つミルク。キロルも優しく頑張っていました。
洞窟のトンネル遊びもまだ見られましたが、少し飽きてきたのか、時間が短くなってきました。
オスのニオイに触れるのは初めてのリラ。しきりにニオイをチェックしています。ララに授乳を催促する時など、甘えた時にも見せた仕草なので、これはどちらかな?
お昼ごろになり、リラが休む態勢に入ると、ホクトが接近し、向き合う形で横になります。嫌いなわけじゃないけど、近すぎると落ち着かない・・そんなところだと思いますが、リラは場所を移動します。
お伺いをたてるホクト。そろそろ眠たいので、嫌そうなリラ。写真の角度によっては、親子のように見えてしまう体格差です。
いつもなら洞窟の上でまったりしたいリラですが、ホクトがついてきます。ちょっと不服そうです。普段は瞬きが多いホクトですが、肝心なところでは、ちゃんと視線を合わせてきます。それは同居訓練中にも感じたことなのですが、とてもコミュニケーション力が強いなと感じます。
同居期間中は、ホッキョクグマ展示個体「リラ」「ホクト」が並んでいます。
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