2023年1月14日(土)。今日も午後から同居訓練が行われました。今日で3回目の同居訓練になります。同居訓練中は水中トンネルからのみ観覧可能で、それ以外は立ち入り禁止となっています。
ホッキョクグマ館が公開された頃のリラは、よくアザラシに向かってダイブしたものですが、最近ではほとんどすることもなく、ロケットリラを見ることも珍しくなっています。しかし同居訓練中はホクトから逃げてくる時に、プールに飛び込んでくるため、ロケットリラを見られるチャンスが増えています。
午前中は通常観覧され、今日はリラ展示の日でした。屋内で餌を食べてきたのか、爪先をペロペロと舐めていたリラ。洞窟の上でのんびり休息中。
同居訓練は13時30分過ぎから開始されるのですが、早めの準備で12時30分には人止めロープや三角コーンが置かれ、観覧制限が始まります。
13時30分には職員の方々が配備され、13時45分頃に寝室扉が開き、ホクトが登場するという流れです。リラはホクトの姿を見ると、岸辺まで駆けてきてプールへダイブ・・・というのがパターン化されています。
「来る・・来る・・ホクトが追いかけて来る」リラは壁際に寄ってスタンバイしています。今までだとホクトが続いてすぐにプールに入ってくるのですが、今日はなかなかやってきません。どうしたのでしょう？
しばらく待つと、ようやくホクトが水中に顔を入れてきました。しかし少し躊躇しています。
これも駆け引きのひとつですか？
それとも調子が出ない？
お疲れ？
一昨日の訓練中にパンチを受けたことを学習しての行動？
水中トンネルまで進みましたが、リラにさっさと背を向けて浅瀬に向かって泳ぎ去ってしまいました。
あれ？来ない。
少し拍子抜けみたいなリラ。その後も陸に上がり、ホクトの姿を見ては飛び込んできますが、一向にホクトは追いかけてきません。怖い存在ではないということが、少しずつ認識出来たのかもしれません。陸に上がる回数、時間が増えつつあり、とてもいい傾向だと判断されていました。
同居訓練3日目も1時間ほどで訓練が終了。ホクトが屋内に収容されました。
訓練終了後は、再び制限が解除され通常展示となります。午後もそのままリラ展示。陸でおもちゃに触れて投げたりしていました。
ホクトの行動の変化、リラの行動の変化、同居する時間としない時間とのメリハリ。臆病な一面があるリラですが、好奇心の方が勝ってきた瞬間だったのかなと思いました。想像していたよりも展開が早く、いい方向に進んでいる事が嬉しいです。
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