旭山動物園から円山動物園に来園したばかりのホッキョクグマのホクト(写真/オス/21歳)が、ホッキョクグマ館での展示が始まり一週間が過ぎました。リラ(メス)と1日交替の展示なので、12月は偶数日がリラ、奇数日がホクトの予定になっています。12月1日には数cmの積雪があり、季節は本格的な冬に向け進んでいるのですが、雪が降ると楽しいことのひとつに足跡があります。ちょうどタイミングよく2頭の足跡を見つけたので、記録しておきたいと思います。
ホクトとリラの交替時間は朝です。動物や飼育員さんの作業の都合などで、開園時間中に入れ替わる時もあります。
積雪のあった初日の朝は、どの足跡が、誰の足跡なのかが解る時です。
左がリラの足跡、右がたった今ついたばかりのホクトの足跡です。リラもぼんやりと凹凸は見えるのですが、ほぼ楕円形。一方ホクトの足跡は、肉球(パッド)部分がくっきりと出ており、リラよりもやや幅広。2頭の足跡コースが並んだ面白い瞬間でした。
それぞれの現在の足裏です。リラもそろそろ足裏の毛が長く伸びるようになってきました。ホクトの足裏は、380kgもの体重を四肢で支えているという、見るからにイカツイ足裏。年を重ねてくると、足裏の肉球(パッド)の色は真っ黒ではなく、ピンクの部分が表れてくるのかな?と思われます。
放飼場を共有することで、また面白い瞬間を観られるかもしれません。
ホクトは堀にはまだ降りていないようですが、その他のひと通りは探検し終わっている感じですね。
ただ・・・洞窟のトンネルを通り抜ける瞬間をまだ観ていません。
しきりにニオイを嗅いで、半分くらいは進むのですが・・いつか前進するでしょうね。
キーパー扉前の階段を登って、チェックした後、慎重に階段を降りてきました。その慎重さを観ていると、「細く」「急で」「積雪した」堀へ降りる階段は、ハードルが高いかもしれないなあと感じます。
いざ同居の時のリラの待避所になるかな?と思ったりも・・・
相変わらず、時々鳴き声を発しながら、あちこちのニオイチェックに余念のないホクトです。
ホクトによって90度くらい位置が移動しました。何を夢中になっていたのでしょう。
翌朝(12月2日)のリラは「なんだ?」と思いつつも、またいで歩いていました。
ホクト→リラ→ララ→デナリ。交替展示が始められてからの一週間の様子です。
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