円山動物園では、昨年集められたサポートクラブの寄付金で、動物たちの海外製おもちゃやフィーダーが購入され、随時動物たちに提供されています。ホッキョクグマ用にと導入されたおもちゃの中で最も大きな玩具が、ついに登場しました。その名はJingle Ball(ジングルボール)。今年のクリスマスが今から楽しみです(笑)。
今回Wildlife Toy Boxというメーカーから導入された玩具をご紹介します。デナリが咥えているのは、Holly Roller(ホーリーローラー)。デナリは咥えて移動させ、少しガリガリとしていた程度で終え、未だリラの放飼場では観ておらず、どんな遊ばれ方をするのか、まだまだわかりません。
水色の筒はCylinder(シリンダー)。ガス管や竹筒とも形状が似ており、遊び方は同様かなと思われます。ホッキョクグマガイドの中で、実際に触れる機会がありましたが、想像よりも軽いです。幼稚園児〜小学生低学年の子どもでも軽々持てるレベルです。
青い半球のようなおもちゃはDome Home(ドームホーム)。中が空洞になっているので、何か仕込むことも出来そうですね。まだ見る回数が少ないのですが、これから新しい遊び方を見つけてくれるのでは?と期待しているおもちゃです。少し残念なのは、穴の口の部分にすでにヒビが入ってしまったこと。長持ちしてほしいものです。
緑のユニークな形のおもちゃはTipsy Tom(ティプシートム)=ほろ酔いトムという商品名がつけられています。酔っ払ったトムみたいに、フラフラするということですね。日本では「起き上がりこぼし」です。陸上でコロコロさせて遊ぶ姿は、観ていて愉快です。
白い大きなラムネみたいな形のおもちゃはPill(ピル)です。ララが少しだけ触れた貴重なワンシーン。背中ですけど(笑)。
引きずったり。遊び方のバリエーションが多く見られるので、好きなおもちゃかもしれません。
そして過去最高に大きい玩具が登場。Jingle Ball(ジングルボール)です。ボールに小さな穴がいくつも空いており、中にはベルの入った小さなボールが入っているのでは?と思います。時々小さな穴からキラキラ光るものが見えます。初めて放飼場に出されたのは6月18日の朝。銀色の扉前に置いたところ、リラが転がしそのまま堀へ落としてしまいました。このボールは二人掛かりでないと、出し入れさせるのも大変なほどの大きさと重さだそうです。ボールインボールの穴のような取っ掛かりもないところがポイント。
動かす度にシャンシャン音がする、壁に強くアタックすれば強く返ってくるで、初めは少々ビビり気味でしたが、アタックの方向を間違えなければ、大玉は勝手に進んでいきます。かなりの重量級ですね。リラが階段を使って、大玉を上まで運んでくれないかなと期待しましたが、どうやら今のところはムリそうです。堀の中を北へ南へと転がす、パンチするだけの遊びです。堀の壁に汚れの線がついていますが、それが往復している跡です。閉園後に飼育員さんが上まであげてくれたはずです。
これから長いお付き合いになりそうな大型おもちゃたち。デナリやララが遊ぶ姿を見られたら幸運かなと思いますが、若いリラに期待しています。昨年からの毛がほとんど抜け落ち、「きれい」「かわいい」の声をよく聞く今ですが、早くも今年の毛が伸びてきたなあと感じます。
今一番のチャーミングポイントは尻尾。ピョンと外ハネしてるのです。最初は寝ぐせかなと思いましたが、水からあがっても変わらないので、生え方のバランスなのでしょう。
海外製おもちゃで遊ぶ様子をまとめた動画です。(2022年4月16日〜6月19日)
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