(ホッキョクグマ リラ(メス/9歳) 札幌市円山動物園 2024年2月1日(木))
3ヶ月ぶりの展示再開となったリラです。2ヶ月以上暗く静かな寝室の中で過ごし、一時的に絶食の期間もあったと思いますが、慣らし期間を経て、元気なリラの姿に会うことが出来、本当に嬉しく思います。
朝のうちは晴れていましたが、今日は朝から風が強めに吹き、とても寒く感じました。リラはすでにプールにも入っており、被毛がきれいで、毛並みよく、お籠り前と同じくふくよかに見えます。広いメイン放飼場のあちこちを歩き回り、定番の場所で休んだりしていました。
今日のおもちゃはグレイにタンク。プールまで運び、投げ入れましたが、プール遊びは見られませんでした。夏に比べ、冬は水に入る回数が減る傾向にありますが、タイミングが合えば見られるはず♪
積雪シーズンになると、なぜかガラス際で休むことが多くなるリラ。冬のお楽しみが復活です。
1階に国際ホッキョクグマの日に向けた展示があるため、ベンチが2階に集結しています。そのため非公開前とは配置が少し変わっていました。
アザラシプール前には除雪の雪がたっぷりと。
屋上への階段には融雪マットが敷かれたところだけが通行可能となっています。
雪に隠された餌を食べるため、広い放飼場に出てきたララ(メス/29歳)。
体についた雪を壁に擦りつけているホクト(オス/23歳)。体重は今何kgくらいあるでしょうか。とても大きく見えます。
9歳になったリラの前脚の肉球が見えました。地肌の色と同じ黒色だと思ったら、外側寄りの一部がピンクに色になってきていました。ホッキョクグマの肉球(パッド部分)は年齢とともにピンクの部分が増えてくることが多いようですが、リラもいよいよその年令になってきたようです。
リラはデナリとララの8番目の子であり、末っ子です。年末になれば、みな二桁年齢となることを思うと、繁殖の難しさ、繁殖相手がいない現実をしみじみ感じざるを得ません。他の姉妹にも、そしてリラにも再び繁殖のチャンスが訪れることを祈りたいと思います。
2024年2月1日(木)のホッキョクグマたちの映像です。
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