【しろくまにっき】新しいエンリッチメントとフクラギとルール変更

(Lara the Polar Bear, female 29 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.08.21)
今朝はいつも以上に気分よく目覚めました。それは、夢の中にララが登場したからです。しかもなかなか長編な夢。(実際にはあっという間なのでしょうが(笑)) そんな尊い時間を忘れないように心に刻みつつ、記憶が新しいうちに、たっぷりとリアルララ(メス/29歳)に会ってきました。

今日は日差しが強いせいか？それともごはんが美味しいのか？ララの顔が笑顔になります。

檻の中のウッドチップの上には、消防用ホースを編んで作られたものが置かれ、その上に餌がセットされました。ララがホースで遊ぶことはしませんでしたが、テーブルクロスのような感じでした。

時々上を気にしながら、もぐもぐ。

そして今日は、檻マスプールの水換えの日。

プール清掃が終わり、注水を始めたばかりですが、給餌タイムとして屋外に出てきたララ。ジャバジャバと注水している最中の浅い水深のプールに入るララ(写真)。

数年前のある時期から、注水中(ある程度水が貯まるまで)の場合、その場にホッキョクグマを出さないという動物園での自主ルールがありましたが、最近ではそれが変わっているようです。もちろん個体の個性に合わせるのが基本でしょうが、常識やルールも、日々変わっていきますね。(一周回って戻ってくる感覚もありますが・・)

今日はリラの給餌バケツの中から、いつもと違う魚の尻尾が見えました。フクラギだそうです。
フクラギは、ブリと呼ばれるまでの成長途中サイズの魚。ホッケ、オオナゴ、ワカサギよりも頻度は低めながら、時々給餌されているようです。広い放飼場内に隠して給餌されるので、どこでフクラギを食べたのかはわかりませんが、美味しく食べたことでしょう。

登場して一番最初に食べたのは、「白菜」だったリラ(メス/9歳）。

2024年8月21日(水)の出来事でした。