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【しろくまにっき】リラに会いやすくなった?そのカラクリと始められた訓練

(Lila the Polar Bear, female 9 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.12.03)
最近のリラは、なぜか屋内に滞在する時間が長めで、会えない時間が結構ありました。屋内の方が快適なのか?それとも時期的なものなのか?などと思いながら、そんな状況に私自身も慣れつつあったところです。でも今日は、明らかにリラの雰囲気が違う。しかもほとんど屋外に出ずっぱり。これは何かカラクリがあるに違いない・・

ホッキョクグマ館2階にやってくると、クリスマスが近いということで、12月1日からクリスマスリースが取り付けられていました。リラは屋内への扉周辺で、行ったり来たりしながら歩いています。

そのうち扉前あたりで、休み始めます。

今日はどうしてこんなに屋外を歩き回っているのだろう?

もしや・・?

やっぱり!
屋内扉が閉まっていました。
これなら屋内に入れないから、屋外に居て当たり前です。

でもよく見ると、リラは通路を右に進もうとしています。そして、前進出来ず後ろ足を入口にキープしたまま、体を伸ばしている状態です。

飼育員さんに伺うと、
現在、「館内のいろいろな扉を開閉しながら、自由に出入り出来るような訓練」を始められたとのことです。

簡単なホッキョクグマ館見取り図で説明すると、普段は①②の扉を通り抜けて寝室Cで過ごしていますが、今日は②の扉を閉鎖し、隣の③や④の扉からも入室出来るようにする訓練です。
(②は閉鎖していますが、③か④は開いているので、寝室へは入れるのに、リラが進めないだけ)

寝室間の横移動は問題なく出来ても、通路を通って行くのは慣れていないようすです。普段と違うことが始まり、途端に警戒心を強めた感もあります。そのため、何度も何度も同じ場所に行っては、進む・進まないを繰り返しているのかもしれません。違う動線になることで、少し刺激になっている効果もあります。

昨年は1年間ホクト(オス)が来園し、交替展示や同居を体験したリラですが、今後も再び別個体が来園することがあるかもしれません。リラが自由にどこでも行き来出来るようになっておけば、ストレスも軽減されるはず。その時のためにも、リラが1頭だけの今のうちに訓練しておくことは大事なことでしょうね。頑張れ!リラ!

ララは安定のウォーキングライフ。

今日は雪がないので、放飼場の隅々までよく歩いていました。

ホッキョクグマ館屋上には、コーンバーで立入禁止区域が作られました。
ここも一時排雪場所となります。

屋上への階段には、融雪マットの横に立ち入り禁止区域が設置されました。

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コメント

  1. ひろ より:

    ふと思ったのですが、全国的にホッキョクグマ=シロクマって何処から言われるようになったんですかね…

    実際の所、ホッキョクグマはしろくまではありません。

    シロクマとは、本来熊のアルビノの事をシロクマと言うのですよ……(白変種じゃなくて)

  2. みえ猫 より:

    最近、プールにも入らなくなり出てもこなくなったので「体が重いのかな…」と思ってました(笑)
    6番から出てきたの見たので何でか気になってました
    なるほど~そーいう事だったのですね
    ありがとうございます
    リラにお婿さん来ればいいなと期待してます

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