(Lila the Polar Bear, female 10 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.02.24)
今週は最高気温が高めになるらしく、この斜面での遊びがいつまで見られるか?というところ。リラは斜面の中間地点で踏ん張ったまま、おもちゃを投げて遊んでいました。おもちゃを高く投げる遊びは父親デナリもよくしていた遊び。今日は久しぶりにデナリに再会(?)出来ました。
もうすぐごはんの時間。「飼育員さん?」立ち上がり鼻を高く上げニオイを嗅いでいるリラ。
お昼給餌の準備の際に、今日のおもちゃも交換してくれます。いつもの餌の内容は、魚、肉、ニンジン、白菜。日によってリンゴなどの果物や嗜好品が加わる時があります。今日は先日登場した緑の大きなバケツの中に、消防ホースを編んで作られたシートを入れて、雪面に置かれました。
バケツ自体はすでに壊れてぺちゃんこ状態になっています。
餌をひと通り食べて回ると、軽く遊び始めるリラ。消防ホースシートを少し触れた後は、寝た状態で、緩やかな斜面を滑っていました。
堀に降りてからも、テンション高く遊んでいました。半球を器として使い、黄色い浮きを運ぶリラ。
しばらく遊ぶと、斜面からせり出した岩の上で休み始めました。このまま長い昼寝を始めるのだろうと思ったら、意外にも昼寝は短めで終わり、再び遊び始めました。
水中では緑のバケツを被ったまま泳いでいました。
12時からはホッキョクグマガイドが行われました。
そこで久しぶりに登場となったのが、デナリの右前足を石膏でかたどったものと毛皮。2024年10月10日(木)~11月30日(土) の期間、北海道大学の総合博物館で開催していた「ホッキョクグマ展」に円山動物園から資料のひとつとして提供されていましたが、再び円山動物園に戻ってきており、私達の前に登場となりました。
2月27日は国際ホッキョクグマの日ということで、近年はイベントやガイドが開催されることが多く、2月前後はこういった貴重な資料に触れられる機会が多めですね。
写真はホッキョクグマ「デナリ」の右前足のリアル(左)と石膏標本(右)です。
デナリ(オス)は2023年9月5日に亡くなりました。
今年の2月27日は、昨年同様に「ホッキョクグマ クロストーク」がオンライン開催される予定で、後日アーカイブ配信も予定されています。
木登りしているクマの雪像も解けそうな、今週の気温。
リラ10歳の冬も、そろそろ終盤に向かうのでしょう。
リラが緑のバケツで遊んでいる様子です。
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