(Puer & Sayuri ,Red Panda, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.04.04)
昨年末より、繁殖のため同居していたシセンレッサーパンダの小百合(前/メス/7歳)とプーアル(後/オス/8歳)ですが、繁殖期間が終了し、4月5日(金)の午前中までを最後に、再び別居生活に戻りました。同居期間中は、2頭でワイワイとリンゴをもらったりと、愛らしい姿を楽しませてもらいました。
どこのレッサーパンダたちも、リンゴを見るとこうなってしまう性。飼育員さんにお願いするというより、リンゴしか見えていない状態です。それを利用してトレーニングなどが行われます。
左小百合、右プーアル。レッサーパンダのお腹側は真っ黒です。
同居中は、それぞれ少し離れた場所で食べられるよう、餌入れは2つ用意されていましたが、小百合(右)はプーアル(左)が食べていたごはんも食べたかったようで、じんわり接近して圧をかけていました(笑)。プーアルは何をすることもなく、さっと引いて別な餌入れの方へ移動していきました。
プーアルの優しさだったのか?単に小百合の圧に負けたのか?
ケンカもしない穏やかな2頭でした。
今回の同居中、3月〜4月の間に複数回の交尾が確認されており、繁殖の可能性が生まれています。『やるときはやる男』の通り頑張ってくれたプーアル。ほとんど鳴き声を聞けなかった小百合も、この時だけは鳴き声を聞くことが出来ました。
この夏は、朗報が聞けるといいですね。
リンゴをもらえたら大満足な小百合とプーアル。
後ろには熱い視線のココ(メス/17歳)がいます。
年明けから、ほぼ安定してココは屋内外で展示されており、会える状態は継続していますが、気温が高くなってきた最近は、涼しい屋内展示が多くなっています。屋内でもピョコピョコ歩き回ってお元気そうです。
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