(Utah’s Hogle Zoo , 2024.03.03)
今日はデナリの故郷、アメリカ ユタ州のホーグル動物園にやってきました。ホッキョクグマのデナリは、1993年11月9日にここで生まれ1歳5か月まで暮らした後、札幌市円山動物園に移動し29歳9か月で生涯を終えました。デナリが生まれた頃の獣舎も、両親や兄弟の姿もありませんが、一度ソルトレイクの地を見て、その空気を感じてみたいという思いを果たすべく、遠い地に降り立ちました。
「故郷に帰ってきたよ、デナリ！」
前日の暴風雪は収まり、曇りの天気からスタートした3月3日(日)です。3月2日は悪天候のためホーグル動物園も臨時休園されており、1日ズレたら大変な事になってました。
3月からはサマータイムで9時開園です。開園に合わせホテルからはタクシーでやってきましたが、まだ開園しておらず。前日の悪天候のため準備(除雪)が追いつかないようで、1時間遅れの10時に変更されていました。10時になり「さあ♪」と思ってもまだ開きません。さらに延長され、10時30分開園となってしまいました。
入園料は大人21ドル。アメリカの動物園は、曜日、記念日、ネット割など、入園料に変動があるので、うまく活用出来たらいいですね。
ホーグル動物園には現在2頭のホッキョクグマ Nikita(ニキータ/オス/17歳)と Neva(ニヴァ/メス/7歳)が暮らしています。繁殖に向け現在同居中。過去2年に渡り繁殖に挑戦されていますが、まだ成功に至らず、この冬は3年目の挑戦中です。
ホッキョクグマの獣舎他、複数種の獣舎が集まるこのエリアは「ロッキーショアー」として2012年にOPENした施設。
ガラス越しに間近で観られたり、、、
展示も様々あり・・・
暖房の効いた屋内から、ゆっくり水中の様子を観察することも出来ます。デナリが生まれた30年前とは、随分様変わりしているのでしょう。
ホーグル動物園は、昨年亡くなったアムールトラ、キリルの故郷でもあります。
2009年6月2日に、父Kazek(カゼック)と母Basha(バシャ)の間に、3兄弟で誕生。(Bronevik,Vikenti,Kirill)
ブロネヴィクは、San Fransisco→Omaha Zoo’s Wildlife Safari Park→Blank Park Zooへ移動。
ヴィケンティは、Louisville Zoo→Potter Park Zooへ移動。
キリルは、日本の旭山動物園に移動。メスのザリアとの間に5頭の子を設けました。
母、兄弟と共にこの場所で過ごしていた姿を想像しながら、出会えた縁を有難く感じました。
ホッキョクグマもアムールトラも、繁殖のために、数年単位で転園するケースも多いようで、飼育する側も動物も、皆頑張っているようです。
ユタ州は雄大な山々に囲まれており、ホーグル動物園はその山の麓に位置しています。冬山の景色の素晴らしさはやはり圧巻です。季節は春に向かっていますが、ブリザードのおかげで、少し真冬のソルトレイクを体感出来たのかもしれません。
今は旅の途中で、時間の都合上割愛しますが、帰宅後に改めてホーグル動物園の写真を載せたいと思います。
コメント
頼りになるお供がいて良いですね。
またこうして海外の園からのお便りが見られるようになったこと、本当にうれしいです。
どうぞ道中ご安全に。
デナリは本当に素敵なホッキョクグマですね^ ^ 故郷の風景に馴染んでます🎵
デナリの生まれた動物園を見せて頂きありがとうございます！
初めまして♪
おそらく、1年以上前からこちらのブログは読ませていただいていると思います。
最初にお邪魔したのは、旭山のライオン一家の検索でだったかな？
彼らに関する記事に加え、一番の推しであるマヌルネコの記事もうれしく拝読しています♪
「マヌラー」の私にとってホーグル動物園は「那須のボル君の姉妹であるハルさんのお嫁入り先」というイメージでしたが、デナリ君やキリル君の故郷でもあったんですねえ。
今や3頭ともこの世にいないのが寂しいです。
動物園周辺の雄大な山々、素晴らしい。
他の写真も楽しみにしてま～す。
私はデナリとは数年の短いお付き合いでしたが、お酒を呑みながらブログ拝見しているせいか、ちょっぴり😢涙流しながら拝見させていただいてます。戻られてからのYouTube動画楽しみにしてます！
良い旅でありますように願ってます！