間もなく日付が変わろうとする深夜23時30分。締め切っている窓越しから、何か金属音のようなものが、ほぼ一定のリズムで鳴っているのが聞こえてきました。おっ? もしかしてこれか?
昨年の朝の連続テレビ小説「なつぞら」の、十勝の夜のシーンで、ずっと気になっていた効果音がありました。遠くから、ヒィーンという高い音がずっと聞こえていたのです。牧場にある何かの機具の音か?とも思いましたが、調べると、トラツグミの鳴き声でした。それが札幌の自宅からも、生で聞くことが出来ました。
トラツグミは、北海道に夏鳥として渡来する鳥だそうです。なつぞらと夏鳥、あれだけ頻繁に鳴き声を効果音として入れていたのにも、意図があったわけですね。最近だと、大河ドラマ「麒麟がくる」の「決戦!桶狭間」の回でも、早朝のシーンに聞こえていました。
昼間に聞けば、普通に鳥の声として受け取れるでしょうが、深夜に聞くと、さすがにゾクッとする感じもあります。ヒィーン・・・ヒィーン・・と一音ずつ鳴いています。その不気味な鳴き声から、昔は、妖怪(ヌエ)扱いされていたようで、今でもヌエという異名があるとか。
結局、気づいた23時30分頃から、眠りにつく1時30分過ぎまで、場所や向きを変え、ずっと鳴き続けていました。いつまで鳴いていたのでしょう? 今度は是非、昼間にその姿を捉えたところ。鳴き声から、どの辺りにいるかはわかりますが、期間限定でもあり、難しそうですね。
今朝は雨。トラツグミの鳴き声と関係が・・・・ないですよね。
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