円山動物園のゴマフアザラシのマシロ(メス/6歳)は現在妊娠中です。腹部エコー検査により妊娠していることが確認されており、3〜4月に出産するのではと推測されるため、事前に他の個体(ギン、アズキ)とは別れてサブプールで過ごすことになりました。今回はマシロにとって初めての出産になり、無事に誕生することを祈っています。
円山動物園HP ゴマフアザラシ「マシロ」の妊娠について
マシロ(メス)のプロフィール
2016年3月20日 おびひろ動物園生まれ (父カイ、母モモ)
2018年2月16日 円山動物園に来園
上の写真は2023年2月5日のマシロ。いつものようにトレーニングをしながら、餌をもらっています。もともとこの季節は丸々としているので、言われなければ妊娠中とは気づきにくいかもしれません。
ゴマフアザラシもホッキョクグマやヒグマと同様に、交尾をした後、受精卵がしばらく浮遊している着床遅延というメカニズムをもっており、春に交尾したのち、多くは翌年3月〜4月に出産しています。
サブプールで単頭飼育されることになったマシロ。隙間から泳ぐ姿や、餌をもらっている姿を見るとこが出来ます。
出産前後には隙間が封鎖されるかも?しれません。封鎖されたら、いよいよということでしょうか。
柵越しに仲間と会ったりしているマシロ。
私が円山動物園に通い始めてからは、ゼニガタアザラシの繁殖を見てきましたが、ゴマフアザラシは今回が初めて。ホッキョクグマ館で初めての出産となるか?今年は何かと慌ただしいホッキョクグマ館です。
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